身近なビタミン「ビタミンC」

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ドラッグストに行くと様々なビタミン剤が販売されていますよね。特にビタミンCは特売の棚やかごに大量に陳列されており、もしかしたら一番身近なビタミン剤かもしれませんね。今回はそんな身近なビタミンCについてご説明していきますね!

ビタミンCって何⁉

 水溶性ビタミンの一つであるビタミンCは、大航海時代の船乗りの間で流行した壊血病を予防する成分としてオレンジの果汁から発見されたそうです。長い航海の間新鮮な野菜や果物の摂取量が極端に少なかった船員たちの間で流行したこの壊血病を予防したのがビタミンCなんですね。
 我々人間は体内でビタミンCを合成する事が出来ず、食事からビタミンCを摂取しなければなりません。だから新鮮な野菜や果物、サプリメントから摂取する必夜が有るんですよ。ビタミンCはアスコルビン酸と言われ、体内では通常還元型のL-アスコルビン酸、は酸化型のL-デヒドロアスコルビン酸の形で存在しています。ドラッグストアではアスコルビン酸との名前で販売されている事もあるので要注意ですね!

大量摂取の効果⁈

ビタミンCを大量に摂取すると良いって聞いた事無いですか?大量に摂取してもいおしっこと一緒に排泄されるから大丈夫…って聞いた事ありませんか?
1970年にアメリカのノーベル賞学者ポーリング博士が「ビタミンCを1日あたり1~10g摂取するとガンに効く」と発表したからだと言われています。これを機会にビタミンCの本格研究も始まり、分子生物学レベルで明らかになるにつれ、大量摂取効果が注目された事により病院での処方、ドラッグストアでの大量陳列に繋がったと言えますね。でもね、大量に摂取しても排泄される事がわかっているので、特にサプリメントで摂取する場合には適切に服用する事が大切です。

ビタミンCの薬理作用

病院でも処方されるビタミンCですが、どんな薬理作用があるのでしょうか⁈栄養学、薬学、医学の幅広い研究の中で、ビタミンCの薬理作用は次々に明らかになったきています。

■ビタミンCの働き

抗酸化作用・免疫増強・抗ウイルス作用・抗菌・メラニン生成抑制・コラーゲン生成促進・抗アレルギー・血中脂質改善・鉄分吸収促進・発がん物質生成抑制・抗腫瘍…等々
人間は酸化により老いるとも言われており、ビタミンCを積極的に摂取する事が長生きの秘訣とも言えるのではないでしょうか。特に女性にとってはメラニン生成抑制・コラーゲン生成促進なんて嬉しい効果ですよね!

病院での処方は?

かぜ、…骨折、高血圧、脳血栓、白内障、腎炎、十二指腸潰瘍、悪性新生物…等々、処方さているそうですが、ドクターによりその考え方は様々です。でも薬理効果を葉発揮する為には適切な摂取が効果的となりますので、掛かりつけの先生と十分に相談する事が大切。また、基本は毎日の食事から摂取する事が大切な事を忘れないで下さいね!

1日の摂取量は?

結局どの程度摂取すれば良いかがポイントになってきます。余分なものは体外に排泄される事から、大量摂取をお薦めする方も多いのですが、それよりも「桶の原理」。ビタミンCだけを一生懸命摂取しても意味が無い事も…。サプリメントを摂取している方は同時に医薬品のマルチビタミンを強くお薦めめします!あっ…、医薬品以外を否定しているわけではありませんからね。まずは法律でしっかりと管理されている医薬品からスタートした方が、もと中の人としては経験的に安心できるのです。

1日あたり100㎎程度で大丈夫!

厚生労働省では、成人では1日の推奨量が100㎎(2020年版食事摂取基準)と設定されています。また、通常の食事による過剰摂取の報告はないため、上限量は定められていません。
その為総合的に考えると、毎日の食事から摂取することを基本とし、通常の食品以外から1,000㎎/日以上の量のビタミンCを摂取することは推奨できないとされています。基本食事で、サプリメントは補助的な要素と言う事。でもかぜなどの時には積極的な摂取を考えましょうね。
ビタミンCを1日あたり10㎎程度摂取すれば、欠乏症は発生されないとされています。一方、心臓血管系の疾病予防効果や、有効な抗酸化作用は成人の摂取量は 83.4 mg/日ともされており、欠乏症と心臓血管系の疾病予防効果及び有効な抗酸化作用が期待できる量との差が極めて大きいとの論文が発表されています。また、成人男女で実施したビタミン C の枯渇・負荷実験において未変化体の尿中排泄は50〜60 mg/日では認められず 100 mg/日で起こること、体内ビタミン C プールを反映する白血球ビタミン C 濃度は 100 mg/日で飽和することが示されているそうです。これらのデータからも、100 mg/日という推奨量は妥当であると考えられています。詳しくは厚生労働省ページで確認して見てくださいね!

過剰摂取するとどうなるの?

ビタミンCは水溶性のため、摂取し過ぎた分(余剰分)は尿と一緒に体外に排出される為問題ないとされてきました。近年の研究ではビタミンCの過剰摂取により活性酸素を産生し、細胞死を引き起こす可能性が示唆されています。日本人のビタミンC平均摂取量は93.5㎎とされていますので、サプリメントなどを利用する際は十分に注意しましょうね。

ビタミンCを含む食品

ビタミンCは、果実類、野菜類、いも類に多く含まれています。バランスを考えて毎日の食事を心がけていれば不足の心配はまずありませんが、野菜の摂取量は減少しており、不足しがちなビタミン類をサプリメントで補う事も重要ですが、でも基本は通常の食事から摂取する事が大切です。またサプリメント、ジュースで摂取した場合には、排泄までの時間が非常に短い事もわかっています。
風邪やインフルエンザなどの感染症の時、喫煙者にはビタミンCの必要量は増加しますよ。

健康21

生活習慣病を予防し、健康な生活を維持する為の目標として、野菜類の摂取量を350g/日(成人)とされています。毎日これくらいの野菜を食べる事を目標にしましょうね! でもビタミンCは熱に弱く、加熱料理により分解されてしまいます。さつまいも、ジャガイモ等はビタミンCがデンプンに保護されていますので、加熱調理でも大丈夫。イモ類以外ははサラダで食する事を考えましょうね。

 

まとめ

大切なのは、バランスを考えた毎日の食事が基本。でもこれ非常に難しく医薬品・サプリメントを効果的に使用する事も考えましょう。無駄なお金の支出を抑えて、健康的な毎日を過ごしましょうね!

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