喫煙は新型コロナウイス最大のリスクの記事を前回掲載しましたが、禁煙する為によく利用される禁煙パッチ使用方法についての質問をまとめてみました！
そもそも禁煙パッチは、禁煙を成功に導く事を目的とした禁煙補助薬です。
ただ単に「ニコチンをパッチに含ませただけでしょ…」と
思われる方も多いでしょうが、すごい技術が使用されていますので、気になる方はニコチネル製品ホームページを見てみましょう！
最初に注意 当ページを含め、怪しげなサイト情報を鵜呑みにせず、薬剤師に相談すること！
パッチとガムの使い分けは？
どちらも併用してはいけません。ダメ絶対!!
ニコチンを体内に入れる目的に違いはありませんが、人前でガムをかみにくい方はパッチをおすすめします。
ニコレット製品ページ
「起床時に貼って、就寝前にはがす」とありますが、生活が不規則な人はどう貼ればよいのですか？
禁煙パッチは、禁煙時のイライラや吸いたくなる気持ちをなどを抑えます。
これらが起こるのは、起きているときだけ。
だから生活パターンに関係なく、禁煙パッチは起きているときだけ貼ればよいのです。
貼ってからすぐに効果が現れるのですか？
貼ってから血中濃度が上がるのに、1時間程度～の時間がかかります。
その時間がつらい方は、冷たい水、熱いお茶を飲んだり、ご飯を食べたりして気を紛らわしましょうね。この時間がつらいのは最初の数日だけですが、つらいからと言って喫煙しないようにね！
就寝前にはがし忘れました…
貼ったまま寝てしまったら、夜中でも気がついた時にはがす事。
気がつかず朝になってしまったときには、目が覚めた時にはがしてください。
そして、朝、新しいパッチを貼るようにする事。
ただしこれは非常手段ですから、「起きたら貼って、寝るときにはがす」を守ってくださいね！
他人の煙を吸うと、吸いたくなるのですが…
禁煙中は、他人の煙を吸うと自分も吸いたくなる事があります。
これはレセプターの一部が再活性化し始めている事なので、喫煙中の人には近寄らない事が大切ですね。禁煙中の人全員に起こる事ではありませんが、「君子危うきに近寄らず」ですよ。
意思を強く持ち、タバコの本数を減らしたいのですが…
それが出来ないから、禁煙パッチ、禁煙ガムを利用するのです。
タバコではニコチン依存症が起こるのに、なぜパッチでは起こりにくいか？
そこに禁煙パッチを使用する理由が存在するのです。
それはニコチンの吸収速度に関係しているのです。タバコは吸って7～8秒位で、大量のニコチンが一気に脳のレセプターに達して脳がハイになるのですが、これが依存症の元凶ともいえるのですね。
パッチのニコチンは、徐々に脳に達する仕組みですのでハイになりません。だから依存症が起こりにくいのですよ。
ニコチンの脳への吸収順比較
タバコ→禁煙ガム→禁煙パッチ
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、令和元年現在習慣的に喫煙している者の割合は、16.7％であり、男女別にみると男性 27.1％、女性 7.6％なんですって。この10年間でみると、いずれも有意に減少しており、年齢階級別にみると、30～60歳代男性ではその割合が高く、約3割が習慣的に喫煙しているそうです。
厚生労働省グラフ貼っときますね！
喫煙者の肩身は年々狭くなってきていますし、喫煙は新型コロナウイルスの最大のリスクですので、この機会に禁煙チャレンジをしましょう！
